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ウズベキスタンの旅 4日目:ユルタ・キャンプへ

朝、9時にホテルをチェックアウトし、サマルカンド観光の後、クルマでユルタに向かいます。

1)ウルグベク天文台

巨大な六分儀
が設置されていたらしい。
測定した1年間の時間は、現在、精密機械で測られたものと1分間の誤差もないらしいです。すごすぎる。
隣の建物内で、測定などについて学べます。

2)アフラシャブ博物館
紀元前6世紀頃の出土品や、紀元後6世紀頃の出土品が展示されていて、とても、わかりにくい。
説明している方も混乱しているし、説明を聞く方にも知識がないので、よけい、わけわからん状態になってきます。
もっと、ちゃんと勉強するんだったなあ。

3)シャーヒズィンダ廟群

シャーヒズィンダとは、「生ける王」の意味。
イスラム教の預言者ムハンマドの従兄クサム・イブン・アッバースが、首をはねられた後、自ら首を抱えて、深い井戸へと降りていったそうな。
そこで、今でも生きていると考えられているらしい。
アムール・ティムールの妹や姪、部下たちが眠っていて、イスラム教の巡礼地だそうです。
まるで、高野山のようです。例えるなら、イブン・アッバースは弘法大師ですね。今でも生きているという伝説も似ていますね。

4)昼食

レギスタン広場向かいのレギスタンレストランで昼食。
お肉の煮込み料理に、あんずが煮込んであって、とっても美味しい。

昼食時のおしゃべりで、ドライバーのサファールさんが、以前は、ウズベキスタン航空の国内線のパイロットだったことが判明。
どおりで、クルマの運転も、すごく安定感があるはずだわ、と納得。

食事は美味しかったのだけど、おなかの調子が悪くなってきました。
朝、おなかが張るので、友人にもらった便秘の薬が、よくなかったみたい。

サマルカンド観光は、ここまで。

13時30分に、ヌラタに向けて、出発します。

途中の綿花畑で、綿花の積み方を教えてもらいます。
綿花は、ふわふわでした。
突然、見知らぬおじさまから、一緒に写真を撮ろうと言われます。
この国の人たちは、とても、ひとなつっこいです。


クルマに戻り、サファールさんが飛ばすクルマの中、睡魔に襲われ、眠ってしまいました。

気づいたら、ヌラタに到着。
休憩場所を見つけてくれて、お茶をいただきました。

木になっている胡桃を、サファールさんが取ってくれて、ヨロキンくんが割ってくれました。

そこで、茶柱談義
茶柱が真ん中に立つと、ゲストがやってくる、そして、お金が入ってくるのだそうです。

わたしのお茶に茶柱が立ち、よそ見をしていて、気づくと、お札が置いてあって、びっくり!
本当に、お金が入ってきちゃいました!

休憩場所を後にするとき、お茶代を払おうとしたら、断られました。
ウズベキスタンでは、お茶を乞われたら、誰にでも、只で出すのだそうです。
水が不足している国ならではの、素敵な習慣です。

再び、悪路を飛ばし、18時半頃にユルタに到着。
5時間くらいかかりました。

ユルタ・キャンプの場所は、詳しくはよくわかりません。
キジルクム砂漠の中に位置し、アイダクル湖の西10kmくらいのところにあるようです。
キジルクムは、「赤い砂」という意味。
そういえば、レギスタン広場の「レギ」も砂という意味で、「レギ」はペルシャ語なんだそうです。

砂漠と聞いて想像する場所とは違い、いたるところに、植物が生えています。

ケニア・キャンプを思い出す雰囲気です。

ユルタの中は、とっても広いです。最大で6名は泊まれるのだそうです。
トイレは水洗。シャワーが水のみなので、浴びませんでした。
とても快適なキャンプです。

ラクダ乗りは明日の予定だったのですが、夕食まで時間があるし、夕方の方が気持ち良いだろうということで、
急きょ、ラクダに乗ることにしました。

鞍は固くなくて、鐙の位置もちょうどよくて、とっても快適。
ラクダ遣いのオジサマに引かれ、夕日の中を、のんびりと進みます。
月も出ていて、とっても気持ちよかったです。

夕日が沈む前に、夕日に向かって独身者が願い事をすると、良縁に恵まれるそうです。
ラクダから降りて、すぐに、西に丘に駆け上がり、ほとんど沈んでしまった太陽に向かった、お祈りをしました。

それから、夕食。

夕食のテントの前にある、洗面所は、原始的な作りで、友人が、勢いあまって壊してしまい、大わらわ。
笑いの絶えない旅です。

夕食の最中で、どうにも、気分が悪くなってしまい、トイレに駆け込み、そのまま、ユルタで休むことに。

ユルタで休んでいると、音楽が聴こえてきました。
火を囲み、プチコンサートが始まったようです。
起き上がる気力がなく、しばらく、そのまま休みました。

ちょっと眠ると、具合もよくなり、ユルタを出ると、2回目の演奏が始まりました。
らっきぃ。
演奏していたのはカザフ人で、楽器はドゥンブラ。
少し、もの悲しい旋律が、暗闇の中、響き渡ります。

空では、星と月が輝いています。
体調がよければ、月が沈むまで、空を眺めていたのに、残念・・・。
お腹をきゅるきゅる言わせながら、就寝しました。

【使ったお金】
ウルグベク天文台撮影代      3,000スム
シャーヒズィンダ廟群撮影代    3,000スム
トイレ代                 500スム
カザフ音楽チップ           3,000スム

昼食代や観光施設への入場料金はツアー料金に含まれています。


旅行前の準備(ウズベキスタンに行くことにした)
1日目(2012.9.21)インチョン経由でタシュケントへ
2日目(2012.9.22)電車でサマルカンドへ
3日目(2012.9.23)サマルカンド能公演
4日目(2012.9.24)ユルタ・キャンプへ
5日目(2012.9.25)アイダクル湖で水遊び
6日目(2012.9.26)ブハラ観光
7日目(2012.9.27)再びタシュケントへ
8日目(2012.9.28)さらばウズベキスタン
9日目(2012.9.29)日本に到着

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