ウズベキスタンの旅 2日目:電車でサマルカンドへ
今日は、電車でサマルカンドに移動します。
朝6時。ホテルのレストランがまだ開いていなくて、レストラン横のバーで、軽く朝食をいただき、6時半にホテルを出発しました。
鉄道駅に向かうクルマの中で、50ドルをスムに両替。
50ドルは、100,000スム。
1,000スムが最高額紙幣で、100枚です。
ほかの旅行記でも、札束の写真をよく見かけますが、やっぱり、撮りたくなりますね。この分厚さは衝撃です。
旅行中、お財布は役に立たず、ポーチにお札を入れていました。
1,000スムは40円。(2012年9月)
例えば、3,000スムは、1,000スム札が3枚で、3×40円=120円。そう考えると、意外と計算しやすかったです。
電車は8時頃出発の「シャルク号」。
タシュケント駅で、1時間以上待つ羽目になりました。
ドライバーさんに、チップを渡すように言われ、2人で10ドルを渡しましたが、よくよく考えると、かなり高い・・・。
後で聞くと、ドライバーさんの都合で、早く、鉄道駅に行く羽目になったのだとか。
チップを渡す必要はなかったです。
鉄道駅では、写真撮影は禁止みたいですけど、ヨロキンくんが大丈夫と言うので、写真を撮りまくって、電車の到着を待ちました。
シャルク号に乗り込み、サマルカンドへ。
電車の中で、ヨロキンくんに、ウズベキスタンの歴史を教えてもらいますが、なかなか頭に入りません。
町の名前や人の名前が、聞き取りにくいのですよ。
やはり、多少は、勉強してくるべきでしたね。
正確な時間を覚えていませんが、3時間半ほどで、サマルカンドに到着。
待っていてくれたドライバーさんに、ご挨拶。
これから、しばらくお世話になるサファールさんです。
まず、ホテルに向かい、チェックインして荷物を部屋に置いて、昼食のレストランへ。14時頃到着。
外国人旅行者向けの、こぎれいなレストランです。
食事は、サラダ、スープ、メイン、デザート。
なかなか美味しいです。
ビーツのサラダがお気に入りになりました。
さて、サマルカンド観光スタートです。
しかし、暑いです。
風が強くて、帽子がとばされてしまいます。
仕方なく、スカーフとサングラスで暑さをしのぎます。
1)グリ・アミール廟
アムール・ティムールの亡くなる1年前の、1404年に完成。
アムール・ティムールと、その息子たちと、アムール・ティムールの師の墓石があります。
偉大なるアムール・ティムール(1336年4月9日生)の名前は、その後、いろいろなところで聞くことになります。
青い空に、青いタイルが映えて、あまりの美しさにため息がでてしまいます。
真ん中の黒い墓石が、アムール・ティムールの墓石です。
グリ・アミール廟から、クルマで、レギスタン広場に移動します。
2)レギスタン広場
砂地を意味するレギスタン。
3つの美しいメドレセがあります。
メドレセとは、修道院のようなもののようです。
3)ウルグベク・メドレセ
向かって左にある建物。1420年完成。
ウルグベクは、アムール・ティムールの孫で、天文学に関心が高かったようで、星のモチーフが美しいです。
中には、たくさんの教室があり、今ではお土産屋さんになっています。
パシュミナを買いました。12ドル。
4)シェルドル・メドレセ
向かって右にある建物。1636年完成。
「シェル」は「ライオン」を意味するそうですが、実際に描かれているのはトラです。
偶像崇拝を否定するイスラム教においては、動物のモチーフは珍しいのだそうです。
明日は、このシェルドル・メドレセの中で、能の公演が行われます。
能舞台は出来上がっていて、準備は順調なようです。
5)ティラカリ・メドレセ
正面にある建物。1660年完成。
「ティラカリ」は「金箔された」という意味のようです。ヨロキンくんは「金属の」だと言い張っていましたが・・・。
名前の通り、中は、金色に輝いています。
6)ビビハニム・モスク
レギスタン広場を後にして、歩いて、ビビハニム・モスクに向かいます。
中央アジア最大のモスクだったそうです。
今では、修復も進んでいないようで、レギスタン広場の後に訪れると、廃墟のように見えます。
1404年に完成というので、グリ・アミール廟と同時期ですね。
中庭には、石の巨大な書見台が置かれています。
その周りを、願い事をしながら、3回まわると、願いが叶うのだそうです。もちろん、やってみました!
7)シヨブ・バザール
ビビハニム・モスクの横にバザールがあります。
たくさんのドライフルーツ、野菜、パンが売られています。
クルミ入りのあんずが、とっても美味しくて、大のお気に入りになりました。
ドライフルーツを、このお札の束で買います。
こちらの人たちの、札束を数えるスピードは、半端ないです。真似できません・・・。
バザールを出た頃から、どんどん寒くなってきます。
とりあえず、「幾通りケープ」を長袖仕様にして、寒さをしのぎます。
観光はここまで。
クルマで、レストランに向かいます。
ベトナム風料理のレストランで、なかなか、美味しかったです。
明日は、能公演があり、一日フリーの日です。
ガイドさんとドライバーさんと相談して、能公演の時間まで、観光に付き合ってもらうことになりました。
ホテルに戻り、WiFiを使いたいとレセプションの人に言うと、「機械がなくて、今日は使えない。明日用意しておく」と言われました。
うーん、、、意味がわからないけど、お互いの英語力では、これが限界。
諦めて、部屋に戻りました。
ロシア語を必要な国なんですねえ。
【使ったお金】
タシュケントでのドライバーチップ 5ドル
グリ・アミール廟 撮影代 3,000スム
ビビハニム 撮影代 3,000スム
パシュミナ 12ドル
ドライフルーツ 23,000スム
電車代、昼食代、夕食代、撮影代以外の入場料金は、ツアー代金に含まれています。
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旅行前の準備(ウズベキスタンに行くことにした)
1日目(2012.9.21)インチョン経由でタシュケントへ
2日目(2012.9.22)電車でサマルカンドへ
3日目(2012.9.23)サマルカンド能公演
4日目(2012.9.24)ユルタ・キャンプへ
5日目(2012.9.25)アイダクル湖で水遊び
6日目(2012.9.26)ブハラ観光
7日目(2012.9.27)再びタシュケントへ
8日目(2012.9.28)さらばウズベキスタン
9日目(2012.9.29)日本に到着